人類の文明は、灯りとともに黎明を迎え、灯りとともに成長してきました。恐ろしい夜の闇から人々の暮しを守ってくれる、頼もしい灯り。その姿は時代により変化を遂げましたが、時を超えて長く愛されてきた灯りのかたちが、ここにあります。
それが、オイルランプの灯りです。
今から150年あまり昔、1850年代から1940年頃にかけて、特に電気の灯りが出現する以前の前半60年間、オイルランプは、もっともポピュラーで身近な灯りでした。オイルタンクに燃料を入れ、燃料が染み込んだ綿製の芯に火を灯す。
原理はシンプルでも、使いやすさへの工夫から生まれた機能美、ゆとりの象徴とも言える多彩なデザインの美をもつオイルランプは、今なお私たちの心を魅了してやみません。
華やかなランプ、実用的なランプ、屋外で使用するランプ。
現在でもなお、電力供給が不安定な地域ではランプの灯りが生活必需品です。また、昨今では非常用の備品として、一般のご家庭での人気も高まっています。
現在では一般の市場でなかなかお目にかかれないオイルランプですが、先人たちが遺した知恵と、その優れた意匠(デザイン)は多くの愛好者に支持されています。
当社では、ヨーロッパのオイルランプメーカーの双璧・ガーダード社(フランス)、デンハーロッテルダム社(オランダ)の商品や、ドイツのフュアーハンド(フェアハンド)ランタンなど、世界中のメーカーの伝統的なスタイルのオイルランプからモダンスタイルのランプまで、様々なランプを取り扱っております。ランプ本体ばかりでなく、お買い求めのどの商品も、またお手持ちのアンティークランプも、末長くお使いけるよう、各種パーツ交換部品も取りそろえております。